時の話題 「地に足着けて」

 先週末から稚内も気温が高めで、コロナ禍によりマスクをしている折でもあり熱中症には注意したい。
 稚内は気温上がると風が強くなるので暑さへの不快感は緩和されるも吹きすさぶ強い風には閉口する。勤務中に外歩きする時は帽子を被ることが多いので風によって帽子が吹き飛ばされることもあり風の向くまま何処に飛ぶか知れない行方をまんじり見てしまうことがある。
 風力発電最適地の名に恥じないマチなのだから四方が山や海に囲まれている以上に八方から吹く風に囲まれている気がしている。
 政府のGoToトラベルキャンペーン事業に突発性の強風が吹いてしまいコロナ感染者が日増しに増えている東京を除外しキャンペーンを始める対策に政府は舵を切った。
 東京ばかりでなく埼玉、神奈川、千葉のいわゆる首都圏ばかりでなく大都市の大阪、名古屋ばかりか国内各地に感染が拡大しようとする最中でのGoTo実施は無理があるのにも拘らず推し進めようとする政府。どうもタガが外れているよう政権末期の悪足掻きのように見える。
 地に足着いた政策を大多数の国民は望んでいるのに有らぬ方向に飛ぶ風船のよう何処に行くのか分からない状況に日本国民の不遇を覚える。
 足許の北海道、稚内はというと100%完璧な仕事などできないにしても応分に地に足着けコロナ対策を講じている。
 地方によってまだら模様の状況にあるのはいいとして肝心要の国がふらついているようではコロナ禍からの脱出は容易でなかろう。

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