2カ月遅れで伝統の夕市始まる 稚内農協夕市の会 旬の野菜瞬く間に完売
稚内農協婦人部夕市の会の今年初めての夕市が1日、ララプラザ駐車場であり、新鮮な旬の野菜を買い求める人で賑わった。
自家菜園の野菜、山菜など格安販売する夕市は今年で38年目を迎え、新型コロナウイルスの影響で例年の4月下旬から2カ月遅れで始まった。
予想以上に人が集まったことから、密を避けるため午後3時の開始を前に始まった夕市では、待ち侘びた市民が採れたての大根、赤カブなどの野菜や春先に採れた葉ワサビの味噌付けなどの加工品を購入し、ものの数十分で完売した。
毎年、夕市を楽しみにしているという80代女性は「目当ての大根やセリを買うことができて良かった」と話していた。
金村恵美子会長(82)は「開催を望む声が多数あり感謝しています。マスク着用などコロナ対策しながら今年も頑張ります」と話していた。
夕市は11月4日までの毎週水曜日午後3時から行われる。