コロナ対策とJR維持を特別要望 商工会議所 経済懇談会・要望会開く
稚内商工会議所、宗谷管内商工会連合会主催の第50回宗谷商工経済懇談会並びに要望会が9日、サフィールホテル稚内で開かれた。
新型コロナウイルス対策のため、吉田、三好両道議、工藤市長、幡本開建部長、竹花振興局長ら20人と絞られた出席者を前に、中田稚商会頭は「コロナの影響で事業者の業態悪化を危惧しており、資金繰りや経営相談に努めているところです。一日も早く日常を取り戻せるよう支援の拡充などしていきたい」などと挨拶し、武部衆議(代理)が来賓代表として挨拶した。
事前に書面決議した要望は国に対し▽国道40号の無電柱化の整備促進▽国道238号の自転車通行帯の整備促進について▽稚内港の港湾整備促進▽国営総合農地防災事業「勇知地区」の整備促進▽風力発電の導入拡大に向けた送電網の整備促進▽外国船籍の「船舶観光上陸許可制度」適用範囲の拡大など、道には▽稚内~ユジノサハリンスク間定期航空路の開設▽サハリン定期航路の再開に向けた支援▽道道稚内天塩線の無電柱化促進▽クサンル川総合流域防災事業の早期完了など。
新型コロナウイルス感染症に係る経済対策、JR宗谷本線の路線維持と安定運行の促進の2項目を特別提案とし要望した。