今後も定期的に情報交換 稚内市などがサ州とオンライン会議
稚内市と旭川市、サハリン州ユジノサハリンスク市などとインターネットによるオンライン会議が28日午後、稚内市役所などで開かれ、稚内港を使用しての貨物輸送などに関し意見交換した。
新型コロナウイルスの影響で、新千歳~ユジノサハリンスク便が運休しサハリン州との相互訪問が叶わないことから初めてオンラインによる会議が開かれ、稚内市職員4人、旭川市職員3人、稚内~サハリン間の貨物船チャーター事業で貨物代理業務を行う㈱FNM(宝来3)の安斉俊則代表、ユ市でラーメン店を経営するアレクサンドル・キム社長、稚内市サハリン事務所の通訳1人の10人が参加した。
1時間15分ほど開かれた会議で、年内にユ市で予定している道北地方の物産展の実施や稚内港からの貨物量の拡大に向けて今後も意見を交わしていくことなどを確認した。
空路が運休しサハリン事務所へ行けず現在稚内市役所で勤務している三谷将稚内サハリン事務所長は「メールなどの遣り取りよりオンラインで互いの顔を見ての会議の方がコミュニケーションが図られ情報交換できる。今後も定期的にオンライン会議を開催していきたい」と話していた。