珍鳥ハクガン飛来 門馬さんが豊富の牧草地で撮影
写真サークル「フォト・W」に所属する門馬悦子さん(72)が、豊富の牧草地で道北地域などでは殆ど見られないハクガンを撮影した。
天気が良い日には早朝からカメラを手に野鳥や風景などを撮りに出かけているという門馬さんは16日午前、豊富の牧草地にマガンが一斉に飛び立つ〝ねぐら立ち〟などの写真を撮りにいったところ、マガンの群れなどに混じり、3羽のハクガンを発見し急いでカメラを構え写真に収めた。
ハクガンは環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧ⅠA類に分類され、北東シベリアと北米大陸の北極圏で繁殖し、日本には冬鳥として本州や道東の一部の地域に飛来する。
北帰行の途中で豊富の牧草地に飛来したようで、門馬さんは「最初、見た時はハクチョウかと思いましたが、ハクガンと分かり急いで撮影しました。この地域では珍しい鳥なので写真に撮ることができて嬉しいです」と話していた。