今年初めて海で訓練 消防署隊員が水難事故備え

 稚内消防署隊員が13日、天北2号埠頭近くの船溜まりの海で今年初の潜水訓練を行い、現場対応を再確認した。
 昨年12月以来4カ月ぶりになった海での潜水訓練には、潜水士の資格を有する隊員ら10人余りが参加。人が海中転落したことなどを想定し、隊員たちはブイを基点に海中でロープを持って横一列になる捜索のほか、救助した人をボートに運ぶ訓練などし、夏場の水難事故に備えて本番さながらの救助の連携を確認した。
 昨年は潜水士が出動する水難事故は無かったものの、今後は海での事故が起こりやすい時期となるため、訓練を通し隊員同士の連携力を高め有事に備えたいとしている。
 16日は別の隊員が潜水訓練を実施する。

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