静まり返り異様な給食 市内小学校 コロナで喋らず黙々と
新学期がスタートした小学校での給食が始まったが、新型コロナウイルス対策で児童たちが全員前を向いて黙々と食べるという普段とは違う様子が見られた。
中央小では、感染拡大を防ぐ〝3つの密〟を徹底しており、担任の先生が盛り付けや配膳の準備を行い、本来であれば友達と向かい合って食べる給食だが授業と同じように前を向いたまま食べることにしている。
8日、先生の「いただきます」の言葉に児童たちはマスクを外し、静まり返った教室で押し黙って給食を食べていた。
3年生の山口晃佑君は「友達と喋りながら給食を食べられないのは寂しい。早く喋りながら食べたい」と浮かない表情だった。
今野校長は「コロナ対策をしなければならず、楽しい給食時間を奪うのは心苦しいことですが、命に関わることなので仕方がない」と話していた。