若手の発想活かした政策実行 岩田伸正振興局副局長が着任し抱負
宗谷総合振興局の副局長として着任した岩田伸正氏(56)は「管内の方々と膝を突き合わせ話をし、新エネルギーのニーズがあれば本庁や国への橋渡しをしたい。若手職員が多いことから発想を活かした政策に結びつけい」と抱負を語った。
岩田氏は北海学園大学法学部卒業後の昭和62年、宗谷支庁総務課に奉職。総務部危機対策局原子力安全対策主幹、経済部産業振興局環境・エネルギー室参事など歴任。前任は道企業局総務課長。
2回目の宗谷での勤務に「人口が大幅に減り、個人商店や旅館が減り寂しくなった」と33年ぶりの印象を語った。
阪神・淡路大震災、余市町と古平町を結ぶ豊浜トンネル崩落事故があった平成7、8年に防災消防を担当していたことがあり「事故対応などに追われたことは忘れられない」と話し、環境・エネルギー室を担当していたことから水力、火力発電などに携わり、宗谷地域特有の風力発電にも興味を抱いているとした。
趣味は料理と食べ歩き。「昔登った利尻山にまた挑戦したいですね」と。