時の話題 「コロナで現金給付」
政府は新型コロナウイルス対策として全国民への現金給付を検討しているという。18日全国紙で毎日新聞だけが報道していた。特ダネである。
報道によると、現金給付は09年の麻生さん(現副総理)の内閣以来のことで、09年といえばリーマンショックが起き世界中が大変な時であった。
給付額は09年の18歳以下・65歳以上は一人2万円、他は1万2千円を上回る金額を給付する腹積りのようだ。
コロナウイルスは世界中で猛威をふるい感染者は18万人以上にもなり、ヨーロッパでは収まりそうになく更に拡大して行く勢いにある。日本国内は17日、道内で感染発生がなく峠を越えたかのような印象あるも仲々しぶといウイルスなので油断は禁物だ。
鈴木道知事は今週末も不要不急の外出自粛を緩和しながらも求めるようだが、我々道民もそろそろ我慢の限界を超える心持にあるものの、もうひと踏ん張りするか。
パンデミック(世界的大流行)により7月下旬に開幕する東京五輪の開催が難しくなってきている。延期論もあるが、来年以降のスポーツイベントを勘案すると何かと支障が出る。結局、中止に追い込まれるのではと、筆者はみている。
感染拡大によるホテル業界、運輸、飲食業への影響は甚大で道の試算では3680億円にも上るという。2年前の胆振東部地震の10倍以上にもなる。
今回は新型ウイルスによる災禍であるが、筆者には国でも会社でもトップが出鱈目だと災厄は起きやすいという持論がある。肝に銘じなければならない。