時の話題 「コロナショック」
2月下旬まではそうでもなかったが、それ以降は知事、次いで総理の不要不急の外出自粛要請、小中高校などの臨時休校もあって新型コロナウイルスへの恐怖が日本国内に広がっている。
とりわけ感染者が150人を超え都道府県で一番多い北海道内での不安は増幅しており、マスクやアルコールなど消毒用品だけでなく一時はトイレットペーパーなども品切れした。SNSは一切やらない筆者なので確かな事は言えないがデマが流布したのだろう。
稚内商工会議所は工藤市長に対しコロナウイルスの影響を受け苦しむ事業所への利子補給、マスク・消毒液の安定供給支援など要請すると共に、甚大な影響を受けるホテルや飲食店など対象に行った聴き取り調査結果を明らかにした。
飲食店に関しては聞いていた通り相当深刻な影響を受けており、3月の売り上げは前年の8割減まで落ち込んでおり、4月の予約が入ってこない状況だという。
冬は未だしも春観光とりわけGWでの宿泊予約も全くなく、宴会も8~9割方も激減しているそうだ。
学校が休みで宴会も自粛しているため給食や宴会用食材の売り上げが減っている小売・卸売業の嘆きも深い。
他にも宴会中止での案内印刷の受注落ち込み、建築資材(輸入品)の納期の遅れ、管内経済を支えるホタテ、ナマコの輸出減を心配する声など、コロナの影響はあらゆる業界に波及している。
1、2カ月なら未だしもそれ以上に影響が及ぶようなら小康状態を保ってきた倒産が増加する事態にも。