市議会再開 報酬引上げ見合せか 長期欠席改正条例案提出

 市議会は10日、本会議を開き、3月補正予算案などを原案通り可決し続いて議案特別委員会を開き、新年度予算案の審議に入った。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため6、9日の代表・一般質問が中止され、2月27日の開会以来13日ぶりに再開された本会議で、市民クラブ(藤谷代表)から病気療養などで議会を長期欠席した場合に議員報酬を減額する条例の一部を改正する条例案が提出された。
 現在、議員一人に対し月額33万9000円の報酬となっているが議員活動ができない期間が継続して90日を超える場合は2割、180日を超える場合は3割、1年を超える場合は5割を月額から減額するというもので議会に追加議案として提出された。
 このあと開かれた議案特別委員会では新年度予算案の審議に入り稚内市特別職報酬等審議会の議員報酬を現行から5%を引き上げるという答申について、公明党の鈴木茂議員は「会派として承認できない」とし、藤谷議員は「審議会から出された答申については尊重すべきと思うが、今回出されたものについては見送るべき」と述べ日本共産党の中尾議員は「5%引き上げについては社会情勢や市民の声を反映させるべきであり、今回の引き上げについては賛成できない」と反対する旨の意見を述べた。
 長期欠席した場合の減額、5%を引き上げる議員報酬の条例案については12日の議案特別委員会で審議する。

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