コロナでも変わらぬ涙 稚中、潮見が丘中で縮小卒業式

 8日、中学校のトップを切り稚中と潮見が丘中で卒業式が行われ3年生が学び舎を巣立った。
 臨時休校から11日ぶりに生徒が再会した稚中の卒業式には新型コロナウイルス対策のため卒業生33人(男14)と教員26人だけが出席し、時間も短縮され行われ、和田校長が生徒一人ひとりに卒業証書を手渡す時、女子生徒が感極まって涙を流す場面があった。
 和田校長の「夢は人が持てる特権であり、その過程で努力することや人との絆を強く結ぶことが出来ます。新しい出発の喜びを胸に、輝きに満ちた歴史を作ってください」との式辞に、卒業生を代表し板谷智史君が「この場にいない在校生、父母、そして人としての成長を支えてくれた先生たちに心から感謝します」と答辞を述べていた。
 式終了後、藤田琢磨君は「父母は出席できなかったけれど、卒業式を迎えることができ嬉しかったです」と話し、その様子を見ていた先生たちも安堵していた。
 市内中学校では今春生徒273人が卒業する。

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