再び流氷が接岸 弁天島付近は白い大陸

 遠去かっていた流氷が再び4日午前、宗谷岬周辺に接岸した。
 2月18日から19日にかけ宗谷岬で2年ぶりに確認された流氷はその後、西風によって岬から離れていたが、29日以降、東風が吹き再び宗谷海峡に入り、4日朝は第2清浜周辺にまで近付いていた。
 宗谷岬の西方約1㌔沖合いに浮かぶ弁天島周辺には氷が沢山あり、大きいもので3㍍以上のものがあるなど白い大陸が広がっていた。
 稚内地方気象台によると、稚内の平年の流氷初日は2月13日、最も遅く観測されたのは3月12日。稚内では2018年2月6日以来観測されていないが、気象台職員によると「5日にかけて強い東風が吹き流氷が更に市街地の方に近付くだろう。2年ぶりに流氷初日になる可能性が高い」としている。

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