誘客の可能性探る 旅行会社など冬観光体験モニターツアー
東京、札幌などの旅行会社や旅行雑誌社などの関係者が、21日から3日間の日程で稚内の観光地などを視察し来シーズンの誘客に向け可能性を探った。
道内外からの個人旅行者の誘致に繋げるため北海道観光振興機構が地域の魅力を活かした観光地づくり推進事業として行ったモニターツアーで21日午後、稚内入りした大手旅行会社JTBなどの関係者10人余りは23日までの滞在期間、幌延のトナカイ牧場、旧瀬戸邸、稚内サハリン館、宗谷岬などを回った。
23日、冬季観光の体験イベントとして、結氷した大沼での遊覧雪上車ツアーに参加した一行は、雪上から見える冬の大沼の景色を楽しんだり、ツアー向けに有料オプションで今年新たに企画された海鮮焼きメニューの提供を受け、ホタテやタコ串など稚内の味覚を堪能した。
モニターツアーの参加者から海鮮メニューの提供でギンナン草のみそ汁が好評だったとし、稚内サハリン館については10年も無料公演していることに驚きの声が聞かれ、前列の席は有料にしても価値があるとの感想が寄せられた。
稚内観光協会は「稚内の魅力をPRし商品造成に繋げていきたい」としている。