時の話題 「二月如月」

 如月は衣更着ともいい草木が更生することを意味する。春の季語だが実感なく、とりわけ北海道など雪国の人々はピンとこない。
 昨日迄のよう白魔が吹き荒れると尚更のことで正に冬真っ盛りといった月といえよう。
 そうは言ってもあれだけドタドタと足音元気な冬も太陽が高くなるにつれ後退りしており、雪が融け草木が更生する日もそう遠くはない。
 スキーも止めてしまい読書するのとチンジャラジャラとポン・チーが趣味の筆者にとって冬はそう癇癪を起こさなくてもいい季節であり「早く春に」と願う気持ちと裏腹に「もう少し(冬を)味わせて」との気持ちがあるのは否定できない。
 こう書いてくると自分は改めて体育会系でないな―との思いをしている。
 文春砲ならぬ新潮砲では昨年の参院選に出馬し楽々当選した高橋はるみ前知事が稚内での遊説での運動員の宿泊代で法定を超える金額を払い、今、問題になっている同じ参院選でウグイス嬢に対し法定以上の報酬を支払った河合案里議員同様、支払ったとの疑惑も出ているようだ。
 誰かも言っていたが実に「脇が甘い」。橋本聖子五輪大臣は何を指南したのか。
 参院選があった7月といえば稚内は観光最盛期で何処のホテルも相当高い。その状況下致し方ないとはいえ過ちは過ちと認め修正申告し汚点が大きくならぬよう努めるのが肝要かと思うが。
 四季問わずドロドロした人間模様に辟易するも春はそこまでやって来ている。二十四節気の「立春」まであと3日である。

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