前年に次ぎ少なく 稚内税関支署が昨一年間の稚内港貿易額発表
稚内税関支署は、昨年一年間の稚内港貿易概況をまとめた。貿易総額は過去10年間で最低だった平成30年に次ぐ13億1700万円に止まった。
輸出は5800万円(前年対比43%減)輸入12億5900万円(同28・9%増)で前年に比べ22%の2億3800万円の増。輸出は6年連続で減少し、輸入は2年ぶりの増加。
輸出はロシア向けなど中古船舶10隻で2700万円(同3・9倍)、再輸出品1500万円(同66・5%減)だった。
輸入は活ウニがロシアの禁漁期間(8、9月)を除いて毎月輸入があり、672㌧(同25・4%増)6億7800万円(同37・9%増)と増えた一方、主に中国、韓国で需要がある活カニは230㌧(同1・1%増)と数量は前年並みだったが、金額は3億6200万円(同9%減)と減少した。
このほか、冷凍魚211万円(同2・2倍)、風車用の送電線の資材などその他1億8900万円(同2・2倍)。
外国貿易船の入港は前年と比べ11隻多い102隻。カニ船36隻、ウニ船32隻など。