市議会民文委 新型肺炎には的確対応 一般・生ごみ料金について審議
市議会の民生文教常任委員会は29日、市正庁で開かれ、ごみ分別調査結果や健康づくりのための取り組みなどについて審議した。
市の健康づくりのための審議の中で、道内で初の患者が出るなど感染拡大が懸念される新型コロナウイルスに関し横澤議員が「命に関わるような病気が流行した時に、感染拡大を防ぐための対応は」などとの質問に、市側は「平成28年に樹てた稚内市新型インフルエンザ行動計画に基づき、市民への情報収集、国や道の情報を的確にとらえ蔓延防止するための要請の指示があった場合は行動に移していく」とした。
一日一人当たりの稚内市民のごみ排出量が多いことを受け、市が昨年9月と11月に実施したごみ分別調査で、一般ごみで出された廃棄物のうち、3分の1が生ごみで占められていることが分かった調査結果に、分別されないのは一般ごみと生ごみの袋が同じ料金な事に問題があることを指摘した横澤議員は「市民が分別に協力するメリットを考え、一般ごみの袋と生ごみの袋の料金体系を見直した方がいいという話は以前からあったが検討する事も必要では」などと質問した。
これに対し市の担当職員は「料金体系の議論する中で生ごみの袋を無料または安くすると、逆に生ごみのほうに別の一般ごみを入れてしまうことが想定される。ごみ全体の適正な費用負担の在り方を考えると難しい」と答えた。