時の話題 「壮健であるには」
きのうの朝日新聞を見ていると新潟県出雲崎町長選で現職の小林則幸氏(86)が無投票で9選を決め、任期を全うしたなら90歳になるという記事が載っていた。
小林氏は健康維持のため、毎朝、重さ3㌔のダンベルを使い体操し1万歩のウォーキングを続けており「階段の昇り降りも苦にならない」と意気軒昂だというのだから驚きだ。
自治体首長の9選や10選は珍しくなく、稚内市でも浜森辰雄氏が市長9選を目の前にし破れたのは今でも語り種になっている。
年を取っても体がしゃきしゃきし頭脳明晰な高齢者はいる。前述の小林市長はその典型なのだろう。筆者にとって80代後半は未知の領域なのだが、これまで何人かのその年代の人達を見てきて思うのはちょっとした事で療養生活に入り命を縮めてしまうケースが多いということだ。
段差で躓き転び足や腕を骨折し入院している間に体力が著しく衰え頭までも―というケースを側聞する。それと「風邪は万病の元」の例えどおり、ちょっとした不調により病膏肓になることである。年を取ると抵抗力が弱まっており菌やら何やらが体を蝕んでしまうようである。
ウォーキングやマラソン、水夢館通いなど健康増進に体を動かすことは欠かせず、頭の体操もしておかなくてはならない。読書、映画鑑賞やマージャンなど娯楽系の営みも大事になろう。
老ける第一の原因は家に閉じこもることであり嫌でも外に出て活動し脳を刺激するのが宜しいようだ。でも無理なく自分に合った遣り方をお薦めする。