審議会答申 議員は5%引上げ、市長ら三役は据え置き

 稚内市特別職報酬等審議会(中田伸也会長)は15日、工藤市長に対し市長ら三役の給料を据え置くこととした一方、市議会議員は5%引き上げるとした答申をした。
 答申後の記者会見で中田会長は昨年11月12日に審議会を設置し3回に亘って審議した結果「2年前の審議会で市長と教育長は3%、副市長は2%引き上げており職責の重要性を認識しつつも、市を取り巻く社会経済情勢は依然厳しい状況であることなどを踏まえ現行額に据え置いた」と説明した。
 平成15年に減額されて以降、15年以上に亘って報酬額が変わらなかった市議会議員については、議会改革委員会の設置など議会機能強化の取り組みなどを評価し、議員を志す人が増え議会が活発化するためには引き上げが必要であると判断し議長、副議長、議員ともに5%引き上げたとした。
 この引き上げにより議員の報酬額は最も高かった平成10年の水準に戻ったことになる。
 答申した三役の給料と議員報酬次の通り。
 市長85万2000円、副市長70万7000円、教育長60万6000円、議長42万9000円(現行40万9000円)、副議長38万9000円(同37万1000円)、議員35万5000円(同33万9000円)。
 答申内容は議会の議決を得て4月1日から適用したいとしている。

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