雪無くひっそり閑と ノシャップ雪捨て場 12月として10年間最少積雪

 暦の上では冬本番だが、今冬の稚内はこれまでの最深積雪が13㌢とまとまった降雪が殆んどなく、市内の雪捨て場はひっそりしている。
 稚内地方気象台によると、今月25日までの累積降雪量は80㌢と平年より95㌢も少ない。平成21年までの過去10年間のデータによると12月は最大72㌢の積雪を観測した年があり、そのほかの年も20~60㌢前後だが、今年は13㌢が最多で、この10年間で最少となっている。
 市(土木課)によると、雪が多かった一昨年は11月と12月の2カ月間で市道の一斉除雪は9回、昨年は12月に3回あったが、今年は未だ部分除雪だけの2回だけ。
 今月1日から開放しているノシャップ雪捨て場に雪を運んで来る車両も少なく、排雪場の作業員は「昨年も少なかったが、今年はそれ以上に少ない。トラックは多くて一日10台程度しかない」と話していた。
 排雪での安全配慮のため車両別の場所、利用時間を周知した案内看板が今年から設置されたが、時間外で軽トラックなどで来た一般利用者がおり、作業員は「時間外で指定場以外に捨てられると大型トラックの通行、作業の妨げになるので止めてほしい」と注意を呼びかけている。
 排雪時間は通常午前7時~午後5時。一斉除雪時は午前5時~午後5時。

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