暴風吹き冬の嵐 稚内地方あす朝まで風雪注意
発達した低気圧の影響で4日午前の稚内地方は風速25㍍もの暴風が吹き荒れ、吹雪で前が見えないホワイトアウト状態となった。稚内地方気象台は午後にかけ風は徐々に弱まっていくものの、5日朝まで風雪などへの注意を呼びかけている。
4日午前、宗谷岬で28・2㍍、開運21㍍の最大瞬間風速を記録。今冬一番の強い寒気が入り、開運で氷点下7・6度、声問8・2度まで下がり、午前10時の積雪は2㌢を観測した。
3日午後3時前に発表された暴風雪警報は4日午前5時過ぎに解除されたものの、5日朝まで風速15㍍以上の強風が吹き、雪は多い所で15㌢前後降る見込みで風雪による吹き溜まりなどに注意を呼びかけている。
4日朝までの積雪は2㌢だが、一部の場所では吹き溜まりによって10㌢近く積もり、朝から市民が雪かきに追われた。
朝、吹雪で視界が悪い中、児童生徒は強い横風に煽られながら一生懸命歩いて学校を目指し、車はライトを点灯させ走行していた。
フェリーなど交通機関乱れ
悪天候により4日の利礼航路は全便欠航し空の便は1便目の千歳東京便がともに欠航。
大岬小と宗谷中は臨時休校
4日、悪天候のため大岬小と宗谷中は臨時休校した。