札幌迄の特急増便要望 市長記者懇 来年研修医応募は3人

 工藤市長は19日に開いた記者懇談会で、JR北海道に対し宗谷線稚内~札幌間特急列車の増便の要望を行ったことなど報告した。
 平成29年3月のダイヤ改正により稚内~札幌間の特急はそれまでの3往復から1往復に減便され、残る2往復は旭川駅で別の特急に乗り換えなければならず利便性が低下していることを踏まえ、宗谷線沿線と周辺26市町村などで構成される宗谷本線活性化推進協議会として18日、JR北海道本社を訪れ、協議会会長の加藤名寄市長がJR幹部に提出した稚内~札幌間の直通便復活となる増便を強く望む要望書について触れた工藤市長は「JR側は宗谷線で運行された観光列車〝風っこそうや〟で沿線住民が手を振ってくれたりし様々なイベントを沿線でやってくれたことに印象を強く持ったようだ」と手応えがあったことを強調していた。
 市立稚内病院の医療体制確保のため22日から旭川医科大学病院を訪問する市長は「先ずは今、稚内に派遣して頂いている医師の継続をお願いしていきたい」とし、市立病院の来年度の研修医について募集枠4人に対し3人の応募があることを明らかにし「国家試験に合格した上での勤務となりますが、稚内で印象良くして勤務して頂けたら次の勤務に繋がると思いますので、付き合いを大切にしていきたい」と語った。
 稚内北星大学の存続問題については「来年度の入学する学生の数が見えてから今後の方向性を示したい」と述べた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ニュース

前の記事

天北堆