時の話題 「JC年齢延長を」

 100人を超える会員がいたことがあった稚内青年会議所(稚内JC)が会員集めに腐心している。
 昨18日、来社した来年の新役員によると現在いる24人のうち今年いっぱいで6人退会し4人は補充されるも20人かすかすまで減ってしまった。往時の5分の1である。
 40歳までの青年経営者、2、3代目が減るのは人口減少に相俟って経済規模が縮小するのだから致し方ないとはいえ尋常でない。このため稚内JCでは10年ほど前から民間、行政など若い人の入会を推し進めているが対象となる人は決して多くなく逐年目減りしていくばかりで抜本的な対策なく手を拱いている現状ではある。
 40歳以上になるとJCを退会しシニアに入ることになるのだが、この年齢を幾らか引き上げる方策が必要では―と思うが如何だろうか。45歳にすれば5年間JCに止まれる訳で減少対策の一助になろうかと考えるのだが。
 一番のいいのは経済が好調で青年実業家然り、後継者も多くいることなのだが、将来的に景気が好転換するとは思えず、弥縫策かも知れないがJC会員の年齢引き上げが得策ではないのか。
 稚内のような地方都市は何処も人口減に伴う少子高齢化、景気低迷という課題を抱えており、若者の奮闘がマチを勢い付かせる起爆剤になり得るはずなのだが、その若者は流出する一方なのが本当に気懸りではある。
 どうにかして稚内を活性化しようと頑張るJCのためにも年齢枠の拡大は急がなければと筆者は思うのだが。
 知恵出しJCの灯消さないようしたい。

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