暴風吹き冬の嵐到来　稚内は１６日朝まで警戒必要

　発達した低気圧の影響で１４日の稚内地方は風速２０㍍以上の風が吹き荒れた天候となった午後にかけて強い寒気が入り雪を伴った暴風が吹き荒れる。稚内地方気象台は暴風雪、高波などに警戒を呼びかけている。
　１４日午前、宗谷岬で２３・４㍍、開運２１・４㍍の最大瞬間風速を観測した。午後にかけて真冬並の寒気が入り気温は氷点下まで下がり風速２５㍍前後の暴風が吹き、気象台は１４日夜までに暴風雪、波浪警報を発表する見込み。
　１６日朝まで警戒が必要とし「雪は宗谷南部で多いが、稚内など北部も１５日朝まで１０㌢前後降る見込みで、１６日朝まで最新の気象情報を把握をしてほしい」と呼びかけている。
　悪天候により一部交通機関で乱れが生じ空の便は天候調査で午後以降の便が欠航する可能性が高いとし、波が６㍍と高く１４日の利礼航路は全便欠航。１５日以降も欠航する可能性が高い。
　第１副港岸壁にはシケで漁を見合わせたイカ釣り漁船＝写真＝が１０隻以上停泊し、漁船員は「この天候だと２、３日は漁はできない」と話していた。