市内で小型風車82基計画 市議会 市が明らかにするカーリング場オープンは5月

 市は7日に開かれた市議会民生文教常任委員会で、経済産業省から事業認定を受けた小型風力発電業者が今後4年以内に稚内で80基以上の建設計画があることを明らかにした。
 稚内で小型風力発電事業計画が認定されている99件・総発電量1822㌗のうち、市の調査で10月末現在で稼働しているのは17件44基で総出力278㌗。残る82件についても今後建設が予定されていると市川環境エネルギー課長は説明した。
 これに対し鈴木茂議員は稼働していることでの苦情はあるのか、認定を済ませた99件の事業者は固定買取価格制度で20年間は1㌗55円で売電できることになっているが、認定から4年以内に運転しなければ55円の売電価格にはならず「運転を開始している17件以外の建設はどうなっているのか」と質問した。
 市川課長は騒音の苦情がある風車については条件の基準値以内だが、定期的に騒音調査をしており、事業者とはトラブルがあった場合、連絡が取れるようにしている―とし、残りの82件の計画については「3、4年以内に建設が進んでいくものと考えているが、今後全てが建つかどうかは判らない」と答えた。
 鈴木議員は過去に稚内の条例で住宅から距離違反するも風車を稼働させ条例をクリアし10月末から運転を開始した西浜4の風車に関し事業開始までの状況なども質問。市川課長は「地域から苦情があった場合、事業者が直ぐ対応するという合意書を交わしている」と説明した。
 みどり公園整備事業について市教委は、現在建設中のカーリング場は来年3月に完成し5月にオープンする。武道場は6月、屋内多目的運動場は10月からの供用開始を予定していることを明らかにした。

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