時の話題 「十一月霜月」
ここかしこで霜が降りる霜降の季節を迎えた。霜が降るといっても今季は未だ暖かく、初雪が降るのは何時の日になることやら。降っても直ぐには積雪に至らないので白銀の季節には間がありそうである。
いずれにしても降雪・積雪が遅れるのは助かる。
雪の季節を迎えると懸念されるのは交通事故だが、道内では30日午前零時現在、125人もの死者が出ており道警は交通死亡事故多発警報を発表した。本格的な積雪期を前にした死亡事故多発に頭が痛いことだろう。
若い時分、稚内署を取材していた時、道警本部白バイ隊に所属していたという交通課のお巡りさんに「我々警察官が事故を起こさないよう心掛けていることは信号機のある道路を走行することで、急いでいるからといって信号のない枝道に入らないようにしている」と教えられたことがあった。
若かったので先を急ぐとつい枝道に入っていたのだが、その教えもあってノロノロしていても幹線道路を走るのをそれ以降心掛けるようにしている。
それでも冬道でスリップした車両が突っ込んできたり、脇見運転していた親子の自転車が衝突して来るなど事故があったものだ。
夏に比べ冬は猛スピードの車両は無くなるが、スリップや吹雪での視界不良による事故があり、慎重な運転が求められる。
車両もタイヤも性能が向上し安全運転に一役買っているが、無事故に最も必要なのはドライバーの心掛けである。安全運転に徹し無事に春迎えるよう願っております。