樺太の歴史に触れる 全国樺太連盟が大谷高でシンポ

 全国樺太連盟主催の樺太の歴史を考える高校生シンポジウムが30日、大谷高で開かれ、生徒たちが歴史について知識を深めた。
 次代を担う高校生に樺太の歴史をと開かれたシンポジウムには、生徒と教員300人が参加し、樺太郷土史研究会の尾形芳秀氏が「歴史は繰り返される~樺太の敗戦が教えるもの」、釧路公立大学講師の中山大将氏が「世界史から見るサハリン・樺太」と題し講話した。
 中山氏は、樺太の最初の住民、領有したのは誰なのかなど5つの疑問をテーマに、現在の日本人のうち少なくても24万人は樺太経由で日本列島へ来た人を先祖に持つことなど歴史を紐解いて解説。最後に「サハリン島は誰のものかは人それぞれの考え方や見方で変わる。これからも歴史を学んでほしい」などと話していた。

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