「改善の兆しも」と市長 医療を考える市民会議 医師誘致応援団が発表
地域医療を考える稚内市民会議主催の第5回稚内の医療を考える市民の集いが30日夜、文化センターで開かれた。
参会した市民ら127人を前に、会長の工藤市長は「稚内の医療の現状は満足いかない部分があるものの、少しずつ改善の兆しが見えてきている。集いを機に、地域医療を支える市民運動に取り組んでほしい」などと挨拶続いて市立稚内病院の國枝院長が「医療と健康のまちづくり運動で生まれたうれしい変化」と題し講話した。
國枝院長は、病院を良く思っていない〝アンチ市立病院〟の人たちが一定数いることを挙げ「応援団が出来てからは少しずつ医師の大変さを分かってくれる人が増えてきた」と市民の理解が進んできたとし、時には30時間以上の勤務をする医師がいることなど苦労話をした上で「応援メッセージを贈ってくれる市民がいることに医師は喜びを感じている」などと話していた。
このあと、19日に青森で開かれた健康まちづくりサミットに参加した医師誘致応援団長の山田繁春さんら4人が活動を通して夫々の感想など発表した。