稚内海保が木造船漂流に警戒

 遠別沖で北朝鮮から漂流してきたと見られる木造船が今年初めて見つかったことを受け稚内海保は今後、日本海側に再び漂流してくる可能性もあり警戒を強めている。
 去る19日、遠別沖にあるホタテ養殖施設に長さ12・3㍍の木造船が流れ着いているのが見つかり、遠別漁協が曳航し陸まで運び船内を海保職員が確認したところ無人だった。
 北朝鮮から来たと見られる木造船の漂流や漂着は昨年、全国で225件が確認され、そのうち北海道は最多の70件を数えた。遠別~枝幸までの海域を管轄する稚内海保では昨年11月1日、利尻で漂流していたのが見つかってから11日、坂の下海岸など11月は6件確認された。
 19日に遠別で見つかった船は新しいものか古いものかは分からなかった。冬にかけて漂流してくる船が増えていることから海保では警戒を強めている。

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