体験観光の可能性探る 津別町ノンノの森の上野さん講話
宗谷地域の滞在型旅行商品作りを考えるワークショップが18日午後、ポートサービスセンターで開かれ、自然を活かしたツアーなどを商品にするガイドのプロから講話を聴き稚内観光の可能性を探った。
広域観光周遊ルートのインバウンド推進事業として開かれたもので、参加した交通機関、観光協会など関係者30人を前に、道東の津別町で森の中を歩き癒しを楽しむ森林セラピーという体験観光を実施するノンノの森ネイチャーセンターの上野真司代表(48)=写真=が「ガイドが創りだす地域資源の魅力」と題し講演した。
スキーやカヌーのインストラクター、ホテルの支配人など様々な経歴を持つ上野さんは森林セラピーについて「森という素材で心と体を癒しリラックス効果を得る取り組みで、森の中で寝るだけという体験も商品になる」と説明し、ホテルで食事として提供された野菜を作る近郊の畑を巡る観光ツアーにも触れ「畑を見に行くツアーですが、畑に入るという行為が中々出来ないことで、畑に入れるという価値をガイドがお客さんを楽しませています」と自然を活かした体験観光を紹介した。