日本一周の途中寄港 海の駅 10月には稀有な2隻

 第2副港の海の駅にサハリンからのプレジャーボートと、福岡から日本一周の船旅の途中、30代男性3人が乗船した双胴タイプのヨットが入港した。
 海が荒れやすい10月にヨットなどが稚内の海の駅に寄港するのは初めてのことで、7日午前11時前、ロシア人が乗船しコルサコフ港から回航してきたプレジャーボート「ABLTY」(16㌧)が入港。観光目的で11日までの係留を予定している。
 7日午後1時過ぎには双胴タイプのヨット「オモイノママ号」(7㌧)が寄港。高校生時代にヨット部で仲間だった水城康介さん(32)ら3人が集まり、8月11日福岡を出発し1カ月後に北海道入りしてからは日本海側を北上し船旅2カ月目にして折り返し地点の稚内に入港した。
 高校生の時にいつかは自分達の船で各地を回ることを誓い合い、それぞれ社会人として日々を過ごしてきた3人は2年前から日本一周の旅を計画し漸く今年、念願だった船を手に入れ仕事を辞め日本一周の旅に挑戦している。3カ月後の来年1月には福岡に戻る予定にしている。
 将来は3人ともヨットなど船関係の仕事に転職したいと考えており、水城さんは「稚内に初めて来て昨日3人でレンタカーを借り宗谷岬までドライブしましたが、遠くにサハリンの島影が見えました。別の国が見えることに感動しました」と話していた。
 数日間滞在し天候見て旅を再開する。

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