地域医療担い手育成 医師会など主催し 稚中で医療体験学習会


 道、道教委、北海道医師会など主催の医療体験学習会が7日、稚中で開かれ、生徒99人が医療器具の操作など体験した。
 道や北海道医師会が主体となり、地域医療の担い手を育成するため、平成24年から道内各地で体験学習会を開いている。稚内では平成27年の南中での学習会に続き2回目。
 全校生徒を前に、和田校長らが挨拶したあと、北海道医師会の長瀬清会長=写真=が「夢を育てよう」と題し講話し、市立稚内病院の上坂司医師がスピーチした。
 長瀬会長は、医療の役割、歴史など話した上で「人が住む所には必ず医療が必要。稚内では医師、看護師ともに非常に少ない状況にあり、この街から医療従事者を出し、戻ってくるようにしなければ」と話していた。

 上坂医師は「医療は勿論、皆さんの年代では沢山の選択肢があり夢に向かって諦めず世界に羽ばたいてほしい」とアドバイスしていた。
 医療体験では、電子内視鏡システム、腹腔鏡手術トレーニングシステム、超音波エコー体験など通し医療に触れていた。
 3年生の佐々木心寧さんは「画面だけを頼りに手術するのはすごい。救命士を目指しているので学習会は勉強になりました」と話していた。

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