運動が一番の治療 市立稚内病院 60周年の医学講座
市立稚内病院主催の市民公開医学講座が5日午後、福祉センターで開かれ、膝や腰痛などに悩む市民が専門医の痛み解消法などを参考にしていた。
病院開院60周年を記念し病院祭に続く事業として開いたもので、市民120人を前に、國枝院長が「留学先のテキサス大学で親交を深めた先生の話を楽しんでください」などと挨拶。愛知医科大学医学部教授の牛田享宏医師が「長引く痛みのメカニズムと対応」と題し講演した。
腰や膝などの痛みに悩む人の多い職業として、机にずっと座っている事務職が多いことを挙げた牛田医師は「私たちの身体は動くことで機能を維持している。薬だけでのコントロールは難しく動いて良くなるよう努めましょう」とアドバイスし食生活の改善や運動して丈夫な身体を作ることの大切さを説いた。