オオナゴ漁息切れ 沖底船水揚げ 一時は連日100㌧上場

 7月まで好漁が続いたオオナゴ漁だが、8月、9月は息切れした格好になり、最終水揚げ高は6172㌧(昨年対比8・8%減)2億5348万円(同7・2%減)と数量、金額とも昨年を下回り終漁した。
 夏魚のオオナゴ漁は6月1日解禁され9月いっぱいが漁期。今年はほぼ100%オッター船だけ操業した。
 稚内機船漁協によると、6月の2524㌧(昨年同月対比15・7%増)というまずまずの滑り出しから7月は2934㌧(同65・6%増)と連日100㌧の水揚げまで伸び、その後の好漁期待されるも8月は707㌧(同61・8%減)と急ブレーキが掛かり、9月は6・5㌧(同99・3%減)と回復せず漁を終えた。
 今年のオオナゴ漁で最多だった7月はスケソも1829㌧と昨年の114㌔を大きく上回ったことからホッケの186㌧(同86・7%減)という不漁を補い総トータルで5481㌧(同64%増)2億8557万円(同22%増)になった。
 稚内市地方卸売市場(機船漁協市場)の8月総上場は1486㌧(同53%減)1億3498万円(同34・4%減)、9月も1245㌧(同31・3%減)1億5609万円(同2・2%増)と9月金額は増加したものの、落ち込んでしまった。
 9月の魚種別水揚げ高次の通り。
 ▽タラ 101㌧(同45・4%減)2500万円(同35・8%減)▽ホッケ 987㌧(同72%増)1億246万円(同76・4%増)▽カレイ類 40㌧(同29%増)518万円(同34・5%増)▽ニシン 602㌔(同8・59倍)4万3632円(同2・49倍)▽オオナゴ 6・5㌧(同99・3%減)25万円(同99・3%減)▽カスベ 14㌧(同17・6%減)206万円(同36・8%減)▽その他鮮魚 97㌧(同2・43倍)2109万円(同61・6%増)。

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