”幌延”終了求め50人 高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会主催し文化センターで集会
高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会主催の幌延深地層研究の「研究期間延長」に反対する稚内集会が4日夜、文化センターで開かれ、参加した50人が研究終了めざし団結した。
東道事務局長が挨拶したあと、昭和59年に幌延町が核のゴミを貯蔵するための誘致計画が立てられ、その後白紙となった貯蔵工学センターの行く末を追った「核と過疎・幌延町の選択」のドキュメンタリーが上映され、参加者たちは誘致を反対する住民と町、国が対立する様子や当時の横路知事と道議会の意見が分れたことなど歴史の一端を振り返った。
このあと、東事務局長が幌延町で原子力機構により期限のない研究延長が求められているとした上で「研究が続けば似たような地質の周辺地域に処分場が建造される可能性が高まる」と話していた。
最後に原子力機構、道、幌延町に対し令和2年度以降の計画の撤回など求める反対決議を採択した。