時の話題 「40号整備着々と」

 中田会頭ら商工会議所議員と「未来とくらしと宗谷路(ネットワーク)考える会」の久手会長らが国道40号の音威子府バイパスと士別剣淵~名寄間縦貫自動車道の工事現場を視察した。
 同行した鈴木商工会議所事務局長によると音威子府BP(延長19㌔)は最大の難所・音中トンネル(延長4686㍍)の工事に入っており、縦貫自動車道は予想以上に工事が進捗している印象を受けたとしている。
 〝陸の孤島〟とやゆされた稚内は今や東京直行の航空便があり、道路の整備も目覚しく旭川までの間、更喜苫内防雪、豊富バイパス幌富バイパスが供用し名寄バイパスから縦貫自動車道へと高速化が進んでいる。
 この間の中川~音威子府間は天塩川沿いにくねくねした道路が続いているため時間を要し高速化の支障になっていたが、バイパス工事ではトンネルによって可能な限り直線化されることから時間短縮に繋がり安全性が図られるので誰もが供用を待ち望んでいる。
 名寄~士別間の高速道も完成すると稚内~旭川間に要する時間は一気に短縮され、観光や物流への影響は多大なものとなるだろう。
 40号ばかりでなくオロロンライン(稚内天塩線、国道232号)の整備も行われており、道央への交通利便性は格段に進んでいる。
 道内の道路のネックは冬季間の走行だが、ブリザードを防ぐシェルターや防雪林などによりリスクは減少しており安全性は飛躍的に高まっている。
 高い規格の道路整備は稚内など道北の発展には欠かせず、予算への配慮お願いしたい。

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