稚内開建が修復作業中の北防波堤ドーム工事現場公開
稚内開建は2日、修復工事中の北防波堤ドームで報道向けの説明会を開いた。
開建の広報活動として北海道遺産、土木学会選奨土木遺産に登録されている北防ドームの歴史を紐解くと共に修復中の現場見学が行われた。
北防ドームは、樺太航路(稚内~大泊・本斗)の連絡線発着場の乗客や貨物を波浪から守るため、昭和11年に完成。戦後の昭和20年までその役割を果たしてきた。それ以降も絶景スポットや市民の憩いの場として愛されているドームだが、全面改修を行った昭和56年から38年が経過しコンクリートの剥離や鉄筋の露出など、老朽化が目立っており、平成28年度からドーム外側の修復作業を行っている。
今年度は、2工事約200㍍区間の修復作業が12月中旬まで行われる。
2日、ドーム外側の床版部の補修工事現場では老朽化したコンクリートを水圧で剥がす〝はつり〟工事やモルタルに吹き付け作業が公開された。
稚内開建では「イベントなどで多くの人が利用するドームの補修を今後も続けて行きたい」と。