山本代表が市民と意見交換 文化センターで住民80人参加
18日から北海道入りしている〝れいわ新選組〟の山本太郎代表が19日夜、文化センターでおしゃべり会を開き、地域が抱える問題などについて住民と意見を交わした。
初日の18日に利尻島へ渡り政党のポスター貼りなど行った山本代表は19日、稚内入りし夜、文化センターで開かれた会には、稚内はじめ幌延などから住民80人が参加。住民から介護など福祉関係、幌延深地層研究センターなど地域の悩みや問題について山本代表が自分の考えを述べた。
冒頭、羽幌から来た男性の「義父と妻のため介護離職をし、医療介護の認定が厳しいと実感する一方、介護事務の扱いが雑で驚いた。法律が情を持って接することがない世の中を変えるにはどうしたらいいでしょうか」との質問に山本代表は「地方財源には上限があり国からの支援も少ない。今はコストカットするのではなく、地方財源を補助して行く必要がある」などと自らの考えを述べた。
幌延深地層研究センターの研究期間が延長されることについて新選組の考え方は―との質問には「日本は地震が多発しており、更に地中での核のゴミを管理するには監視が難しい。安全が担保できないようであれば、人口が多い東京など地上で管理するという方法もある」などと自論を話していた。
最後に「苦しんでいる人たちのためにやれることは沢山ある。生きてて良かったというシンプルな世の中を作り上げて行きたい」と訴えていた。