時の話題 「秋の彼岸入り」
暑さ寒さも彼岸までと言われるが、あす20日、寒さへの入口となる秋の彼岸に入る。中日は秋分の日の23日である。
彼岸は、我々が住んでいる此岸の対岸のことであり、亡くなった人が辿り着く終局、つまり理想と悟りの世界を指す。涅槃の世界のことである。
これから1週間、彼岸会が執り行われる中、我々は先祖の人達と対面するためにお参りし供養するのは勿論、家族の安寧をお願いする。お彼岸の意味合いの正鵠を得ていないがそれほど的は外れていないだろう。
その彼岸のお参りだが、春は兎も角、秋はお盆から1カ月ほどしか経っていないこともあって我が家は墓参りには行かない。ご先祖さまには罰当りと指弾されるやも知れぬが勘弁して戴きましょう。
勘弁といえば世の中堪忍してくださいが多いこと。ゴーンさんの報酬などに不正があるとクーデターを起こした日産自動車の西川さん自ら不正な遣り口で不当に数千万円を得て辞める破目になり、稚内でも昔の全日空ホテル、宗谷畜産公社など市出資の第3セクター事案でまたぞろのことが。打出の小槌だってこう何度も続けば鳴りはしない。業者は深く反省し市民に感謝せねばなるまい。
身の丈を過ぎると萎れてしまい元の姿さえ無くなってしまう。といえど事業する限り経営者としてチャレンジしてみたいという野心は分る。さじ加減を誤ると回復するものも回復しなくなるので気を付けたいものだ。
というわけでお彼岸を明日に控え何やらきな臭さが彼岸から漂ってくる。