大学支援予算計上に 市議会で市長答弁 先は新入生の状況参考に判断
9月市議会は17日から一般質問に入り、横澤、鈴木茂、藤谷、中尾の4議員が質問に立った。
横澤輝樹議員(自由クラブ)は、経営危機にあり存続させるかを検討されている稚内北星大学について「来年度の募集で大学側は入学生を受け入れるのか受験生や父母から大学を受験対象としていいのか、入学できたとしても卒業できるかなど疑問や不安の声が多く寄せられている。来年度の募集など含め一定の方向性を示すべきでは」との質問に、工藤市長は来年度の募集に関し、大学側から明確に募集をしたいと話があったとし「受験を控えた高校生に不安がないよう来年度に向けた募集で、来年度当初予算にこれまでと同様、育英資金、奨学金など支援事業を継続できるよう関係予算を計上したい」と述べ、大学の今後については「来年度の新入生の状況を参考にしながら更に大学と協議を進め、一定の時期に市としての判断を示したい」とした。
職場環境の改善について昨年度の時間外勤務の実態、今年の状況は―との横澤議員からの質問に、市長は病院と消防を除く職員の昨年度の時間外勤務について、1カ月60時間を超えたのは43人、100時間超えは18人、一番多かった職員で年間809時間あり、今年は7月末まで1カ月60時間超えは29人、100時間超えは14人、一番多かった人で396時間だったと説明し「昨年、時間外勤務が多かったマラソン大会は今年改善され、その改善できた取り組みを他の所でも活かし、特定の職員に時間外勤務が偏らないようにしたい」と述べた。