静岡からちょっと暮し 市の移住体験事業 西浜で森橋さん夫妻

 今月2日から西浜地区の住宅で市の移住体験事業でちょっと暮らしをしている静岡県の森橋芳雄さん(71)、妻の貞子さん(68)は「快適な気候で最高の景色を見ることができ稚内の生活を満喫させてもらっています」と稚内での充実した日々を過ごしている。
 平成27年から始まった市の移住体験は今年5年目を迎え、北海道で夏など限定で季節移住を考えている森橋さん夫妻が市(地方創生課)の体験プログラムをホームページで見て西浜で生活している。
 西浜では今年、既に5組がちょっと暮らししている。
 これまで紋別、道南の江差など道内各地で移住体験をしてきた夫妻は10日ほどの稚内生活に「35度を超え蒸し暑い静岡と比べ稚内は涼しく快適。外に出れば日本海と利尻富士が見え、静岡の自宅からは富士山を見ることはできますが、それに負けないくらい稚内の景色も素晴らしい」と絶賛していた。
 魚釣りが趣味だという芳雄さんは「稚内に来てサケ釣りにチャレンジしていますが、未だ釣れません。滞在中には釣りたい」と語り、景色を眺めることが好きだという貞子さんは「朝に西浜地区の周辺を散歩していると、近所の方々が魚を分けてくれたりし、稚内の方々は本当に優しい」と感謝していた。
 30日までの滞在中、宗谷丘陵の白い道、稚内でイベントがあったら参加したいという夫妻は「今まで体験した地域の中で稚内はとても気に入っています。大変だという冬の稚内も体験してみたい」と話していた。
 市によると、今年の移住体験には過去最高の17組43人(昨年6組8人)の申し込みがあり「体験された方々に移住してもらえるようサポートしていきたい」としている。

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