稚内出身の島田さんが科学館と水族館で学芸員資格を目指し研修 

 稚内出身で東京農大農学部に通っている島田陽花里さん(22)が学芸員資格取得のため11日から青少年科学館とノシャップ寒流水族館で業務を体験している。
 島田さんは幼い頃、栗山町で馬を飼育していた祖父の影響で動物好きになり、潮見が丘中、稚高卒業後、動物との触れ合いで人の心を癒すアニマルセラピーを研究する介在療法学研究室がある東京農大を受験し合格。これまでに障がいのある人を対象としたアニマルセラピーでリハビリ研究など行っている。
 今回、学芸員の資格を取得するために必要な職場体験で地元を選んだ島田さんは、科学館でプラネタリウムの操作、実験の準備などし、水族館では飼育員としてエサやりや清掃などそれぞれ4日間体験する。
 11日、科学館でプラネタリウム機器の操作一日の業務を見学した島田さんは「どのような仕事をしているのか細かい所まで勉強し接客も体験してみたい」と話していた。
 アニマルセラピーを取り入れた福祉施設は殆どなく、介護職への就職が決まっているものの「将来はアニマルセラピーを活かした職業に就けるよう頑張っていきたいです」と目を輝かせていた。

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