核廃棄物施設誘致反対道北連協が知事に要請 深地層研究延長拒否求める 

 核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会は2日、鈴木道知事宛に終了期限なき幌延深地層研究計画延長の受け入れ拒否を求める要請書を提出した。
 日本原子力研究開発機構が、8月2日に幌延町と北海道に申し入れた「令和2年度以降の幌延深地層研究計画」は、終了期限なき研究の延長であり、地元住民、道民が最も懸念してきたなし崩し的処分場の提案であるとし当初、平成31年度末を研究終了期限とし説明してきた自らを否定するものである。
 国立ち会いの下、3者協議(北海道、幌延町、原子力機構)では、深地層研究所計画の研究機関は20年程度とする内容をもとに確認書を締結しており、これを簡単に反故する原子力機構は、もはや信用できる組織ではないとし協定締結を主導した道に、道民の側に立って毅然と申し入れに対処するよう要請した。
 ①なし崩し的処分場に繋がる終了期限なき研究延長の申し入れを受け入れないこと②原子力機構が地元住民らと説明してきた「研究機関20年程度」を前提に、本年度末までに研究終了時期と埋め戻しの工程表を提出させることを求めるもの。
 協議会員は5日、道庁に出向き要請の回答を求める。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です