台風10号崩れの低気圧で交通に乱れ フェリーは全便欠航
台風10号から変わった低気圧の影響で17日、稚内発着のフェリーやJRなど交通機関が乱れ、お盆休みでの観光客や帰省客のUターンに影響が出ている。
稚内地方気象台によると、16日夕方に発表した暴風警報は17日早朝に注意報に切り替わり風のピークは過ぎたものの、20㍍前後の強風を観測し、波は日本海側で5㍍と大シケとなっている。この荒れた天候でハートランドフェリーは16日午後の便に続き、17日は利礼航路を全便欠航することを決めた。
17日に利尻に渡る予定だった奈良から訪れたという夫婦は「この天気じゃ仕方ない。明日に予定を変える」とチケットを18日へ予約変更していた。
空の便は東京1便目の天候調査以外は全て平常運航し、JRは早朝の旭川行き特急などは運休したが、午後から運転を再開する予定にある。
低気圧が通過していることで北防波堤ドームには高波が押し寄せており、大シケにより恵比須などの前浜には根切れコンブなど海藻が大量に漂着していた。