長崎の船15箱水揚げ まだイカの群れ少なく

 31日朝、第2副港にイカ釣り漁船1隻が入港したが、水揚げは発泡15箱と振るわず、船長は「群れは未だ北上しておらず燃料費の方が高くつく」と嘆いていた。
 石川県沖などで操業し漁が振るわないため様子を見に28日から礼文沖で漁をしていた長崎県の鷲羽丸は31日午前8時過ぎ、稚内漁協市場前に到着。発泡の荷揚げ作業を終えた船長は「去年の今頃は利尻、礼文沖で1日300箱は獲れていたが、今年は全然ダメ。小樽の方で若干獲れていると連絡があり場所を変えるしかない」とぼやいていた。
 昨年の今頃は30隻以上のイカ釣り漁船が稚内港に集結していたが今年は未だ2隻。船に燃料を入れていた業者は「一昨年、昨年の今時期は港はイカ釣り漁船だらけだった。今年は群れの北上は遅いのかな」と話していた。

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