移住者の受け皿に 2人の経験者が移住支援型シェアハウス運営

 稚内に移住した経験者から移住へのアドバイスを受ける移住支援型シェアハウス「キックスタート」が8月1日からノシャップ2にオープンする。
 平成28、29年に市の移住体験住宅を利用したことをきっかけに稚内の自然などに惚れ込み29年から下勇知に住むようになり、自宅がある名古屋とを行き来する名古屋大講師の浅川晃広さん(45)が2階建ての空き家を改修し造ったシェアハウスは、移住体験ができる4つの部屋と、移住体験者と地域住民らが憩う〝宗谷ラウンジ〟と名付けた共有スペースなどを備えている。
 稚内の自然や美しさを伝えたいという浅川さんは「都会には北海道に憧れを持つ若者が沢山いる。ただ夏の宿泊代が高かったり、移住したくてもツテがなく諦める人がいる。その受け皿になるような施設にしたい」と話している。
 4日には内覧会を兼ねたフリーマーケットを開き、5日からは3人の移住体験者を受け入れる。
 市の移住体験を利用して3年前、稚内への移住第1号となり、施設の管理人を務める大阪出身の村木築磨さん(29)は「僕が移住を決めた宗谷丘陵など稚内の自然の良さを多くの人に伝え、若い人を稚内に呼び込みマチを盛り上げたい」と張り切っている。

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