時の話題 「運転免許証返納」
高齢者の事故、それも死亡など重大事故が多いことから運転免許返納の動きが広がっている。
病院やコンビニなど建物だけでなく子供達の列に突っ込むのはとんでもない運転をしている。ほとんどブレーキとアクセルの踏み違いで当人はブレーキを踏んだつもりというのだからドライバーとしては失格である。
60代半ばになった筆者でさえ後退が下手になり運転が覚束ないのに70代後半になっても運転するのは無理があり事故などのリスクが高まるのは当然だ。
80代になっても運転を続けるのは当人が元気なことがあるとはいえ買い物や病院に行くのに車がなければ不便でしょうがないという自らの生活の利便性を求める結果なのだろうが、誤操作すれば凶器と化す車という文明の利器の恐ろしさを知っている筈である家族は返納を勧め言うことを聞かなければ車を処分するなど強行手段に出るべきでないのか。
先日、老齢の方が免許返納で待たされ5千円ほどの費用もかかったと愚痴をこぼす投書が全国紙に載っていたが、その点を差し引いても高齢者の免許返納は推し進めなければならない。
東京など大都会と違い稚内など地方都市は公共交通機関が万全とは言えないが、年を取れば、そう急ぐこともないだろうし、急病であれば救急車を頼めば済むので事故など起こし人生の晩節を汚すようなことはしない方がよかろう。
バスやタクシーに乗り運転の緊張から解放され、のんびりと人生の最終盤を過ごされるよう奨めたい。慌てて急ぐ事もあるまいて。