上期の減少が響く 稚内市昨年度観光客入込み50万3400人
市(観光交流課)は昨年度=昨年4月~今年3月末=の観光客入込み状況を公表した。
50万3400人と平成27年度から4年連続し50万人は超えたものの、9月の地震が響き前年度から3・3%の1万7400人減少した。
上期(4月~9月)の入込みは38万100人と前年度から4・9%の1万9600人減少した一方、下期は1・8%の2200人増え12万3300人。
道内客は12万9900人と前年度より1・6%の2000人増え道外客は37万3500人と4・9%の1万9400人減少した。
日帰り客は20万100人と8%の1万7500人減り、宿泊客延べ数は36万7400人で2・6%の9700人減少した。
平成26年以降4年ぶり減少に転じた上期は全国各地で6月以降は大雨、台風など自然災害が多く発生し旅行を控える傾向が強まったことに加え、9月の胆振東部地震の影響で団体ツアーのキャンセルが相次ぎ、観光客の減少をくい止めることが出来なかった。
下期は地震の影響を払拭するための旅行会社などへのプロモーション活動の効果もあって上期の減少分を下期で少しだけ巻き返した格好となった。