国土強靭化推進を 稚内商工会議所と宗谷商工会連合会が商工経済懇談会・要望会開く
稚内商工会議所、宗谷管内商工会連合会主催の第49回宗谷商工経済懇談会並びに要望会が21日、サフィールホテル稚内で開かれた。
来賓や管内首長ら86人の出席者を前に中田会頭は「昨年の胆振東部地震を受け、道北における国道40号の高速性、国土強靭化、高規格道路の全面開通など交通ネットワーク充実を展開していく必要があり関係者に要望していきたい」などと挨拶し、続いて武部衆議(代理)、三好道議、朝倉宗谷総合振興局長、工藤市長、小野徹宗谷町村会長(代理)が挨拶した。
要望会では、国道40号の無電柱化の整備促進、稚内空港の冬期間就航率向上、稚内港の港湾整備の促進、国営総合農地防災事業勇知地区の整備促進、風力発電の導入拡大に向けた送電網整備促進、稚内~ユジノサハリンスク間定期航空路の開設、サハリン定期航路の運航支援など国に28項目、道には国土強靭化の着実な促進、稚内空港の利用促進、道道稚内天塩線の無電柱化の促進、クサンル川総合流域防災事業の早期完了、稚内の漁港整備の促進など40項目を要望するほか、特別提案としてJR宗谷本線(名寄~稚内間)の路線維持と安定運行の促進について要望することを決めた。
これらの要望活動は7月に札幌と東京で行われる。