健全経営を維持 稚内信金総代会 経営利益4億9385万円
稚内信金は7日午後第83回通常総代会を開き、3月末の昨年度決算を報告した。
委任状含め100人の出席者を前に、増田理事長は「地域経済を支える責任を十分に果たすための原資となる収益を安定的に確保すべく、引き続き不断の努力を重ねて参りたい」などと挨拶した。
第75期決算は、経常収益51億6910万円(前期比10%減)、経常利益4億9385万円(同54・5%減)で当期純利益としては3億1032万円となったが、将来に備えた貸倒引当金を新たに積み増したことによるもので、実質的には前期とほぼ変わらない決算であるとした。
5%の出資配当を行い、残りを内部留保した結果、配当負担のない利益剰余金は500億2500万円と500億円の大台に乗り経営の健全性を示す自己資本比率は52・8%と極めて高い水準を維持している。